■両端入れの期間計算アルゴリズム■

　■ハードウエア、OSによりカレンダーのインプリメントは異なるため、その部分は「定義」扱いとしている。
　■メインフレームのCOBOLなどでコーディングするには、月ごとの「末日テーブル」と「閏年判定」のロジックが必要となるだろうし、特殊な日付からの日数で年月日／曜日が求まるシステムではもう少し楽になる。
;　暦に従った日から日の期間計算のアルゴリズム（両端入れ）

; 定義



Y, M, D			;年、月、日
S = (YS,MS,DS)		;起算日
E = (YE,ME,DE)		;満了日
M = (YM,MM,DM)		;満期日（満了日の翌日）
D1			;満了日の属する月の前月末日
δ = DE - DS			;日差
T = (Y,M,D)		;日から日の期間年月日数



; アルゴリズム



if S > E then	;起算日が満了日より大
  exit error	;エラー処理
end if

N := YE * 12 + ME - (YS * 12 + MS)	;年月差の月数

if DM = 1 then			;満了日がその月の末日
  if DS = 1 then		;起算日がその月の１日
    D := 0, N := N + 1	         ;日差の設定と月数の補正
  else				;起算日が１日以外
    N := N + 0
    if δ >= 0 then		;満了日の日が起算日の日を超えている
      D := δ + 1		;日差の設定
    else {δ < 0}		;満了日が起算日の日に到達しない（起算日の日が満了日の月にない）
      D := 0			;日差の設定
    end if
  end if
else {DM > 1}			;満了日がその属する月の末日未満
  if δ >= 0 then		;満了日の日が起算日の日を超えている
    D := δ + 1, N := N + 0	;日差の設定
  else {δ < 0}			;満了日の日が起算日の日に到達しない
    if DM = DS then		;満了日が起算日の日の前日（δ = -1）
      D := 0, N := N + 0	;日差の設定
    else {DM < DS}		;満了日が起算日の日の前々日以前（δ < -1）
      N := N - 1		;月数の補正
      if DS > D1 then		;起算日の日が満了日の前月末日より大
        D := DE			;日差の設定（満了日前月末日で日差＝０）
      else {DS <= D1}		;起算日の日が満了日の前月末日以下
        D := D1 + δ + 1		;日差の設定（δ < 0）
      end if
    end if
  end if
end if

Y := int(N / 12)		;月数から年数を抽出
M := mod(N, 12)			;月数からヵ月を抽出

return T



; (c)1996/3/15 chu

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